西武は天王山初戦となった2日のソフトバンク戦(ペイペイ)に0―4で完敗。ゲーム差なしの1厘差で2位に後退した。
勝敗を分けたのは〝ブルペンの質の差〟だった。ソフトバンクは先発・東浜がアクシデント降板した1―0の6回に、2番手・松本が二死満塁のピンチで栗山を空振り三振。7回は西武の下位打線に対し、惜しげもなく津森、嘉弥真、泉の3投手を投入し無失点継投。結局、合計7投手のリレーで大事な初戦をモノにした。
対して西武ベンチは6回までに2点を失い、疲れの見え始めた先発・松本を7回も続投。結果、適失、三森の適時打で決定的な2点を失い試合の主導権を手放した。
ここまで防御率1点台をキープし今季の西武をけん引してきたブルペン陣は、8月第1週から続く5週連続6連戦の最終週を迎えガス欠状態。ブルペンの中心だった平良は右中指痛のため8月10日に登録抹消。同31日のイースタン・DeNA戦(横須賀)で実戦復帰するも、慎重を期しこの天王山での昇格は見送られていた。
一方で、その留守を守ってきた新人王候補筆頭、水上のダメージは深く、ここ3試合では2回⅓で4失点と打ち込まれ、0点台をキープしてきた防御率は1・56にまで悪化している。
この天王山を前に辻監督が「3つ負けないように。まだまだソフトバンクとは試合はたくさんあるし、しっかりと最後まで戦えるように最低でも五分の戦いをやらないといけない」としていたように、今のチームの気がかりは、一番の武器であるブルペンがまだ追撃態勢を整えていないこと。当面は手薄な方程式を考慮し、無理にでも先発を引っ張るしかない。












