一体、どうしたのか。楽天・田中将大投手(33)が1か月以上も白星から見放されている。

 リーグ戦が再開された17日のソフトバンク戦(ペイペイ)。今季11試合目の先発マウンドは、初回二死から柳田に右手一本で右翼テラスに運ばれる一発を浴びると、3回にも牧原大、グラシアルに連続本塁打を許す乱調ぶり。5回にもグラシアルに2打席連続本塁打を許した右腕はこの回までに計12安打7失点で降板。今季6敗目を喫した。

 これで田中将は5月10日のロッテ戦での勝利を最後に5連敗。リーグ首位を走るチームとは対照的に自身の成績は下降線をたどっている。

 ここ数試合は好投しても味方の援護に恵まれない不運な試合が続いていたが、この日は3回までに味方打線が3点を取り、連敗脱出のお膳立ては整っていた。それだけに、自己ワーストタイの7失点には不安は募る。

 直球の球威が全盛期に比べ落ちているとはいえ、変化球の精度はいまだ健在。前回登板の広島戦(6月7日)では黒星を喫しながら8回を91球(3失点)で投げ切るなど〝らしさ〟を存分に見せていた。防御率もこの日の試合前まで1点台を死守。交流戦後の休み明けで登板間隔も空き、体調も万全と思われていた。

 次戦までにこの日の投球内容を分析して立て直してこれるのか。それとも低迷が続いてしまうのか。9年ぶりのリーグ優勝には欠かせないキーマンだけに、エース右腕の状態が気になるところだ。