頼れる〝先輩〟が戻ってきた。広島の野村祐輔投手(32)が10日の西武戦(ベルーナ)に今季初登板初先発し、5回2/3を4安打3失点(自責2)。一昨年8月30日の巨人戦以来、618日ぶりの勝利を手にした。

 昨年8月28日の阪神戦以来の一軍マウンドで今季初白星。ヒーローインタビューでは「今までやってきたことをすべて出せるようにという思いで投げました。何とか昨年の悔しさをやり返したいなと思う」と話した。

 チームの投手最年長。そんな野村を慕う選手も多い。昨年、野村とよくキャッチボールをしたという栗林は「制球のいい投手なので『どうしたらコントロールできるのか』とか祐輔さんに聞いていました」と明かす。

 さらに今年、大活躍を見せている床田も野村先輩から昨年、多くのことを学んだ。「祐輔さんにはカーブ、スライダーをどういう感じで投げているのかとか、真っすぐのコースの投げ分けとかすごい勉強させてもらいました」(床田)。

 そんな野村の復活でチームは連敗を2で止め、再び借金をゼロとした。佐々岡監督は「祐輔らしい低めに打たせて取るという投球ができていた」とたたえ、野村は「また頑張って次(の登板)に準備したいです」と気合を入れていた。