敗戦の中からも光明を見出した。巨人の原辰徳監督(63)らが2―9で敗れた12日の楽天戦(楽天生命)後、2回無失点と好投した5番手のチアゴ・ビエイラ投手(29)を絶賛した。

 久々の一軍マウンドも何のその。ビエイラは4月7日の広島戦(マツダ)で危険球退場となりそのまま登録抹消。2か月間の二軍再調整を経てこの日が待望の一軍復帰戦となったが、持ち味の力強い直球で楽天打線を圧倒した。

 右腕は8点ビハインドの6回から登板。2番・小深田から始まる上位打線を相手に三者凡退に抑えると、続く7回にも回跨ぎで登板。それでもこの回も打者3人で終わらせると、直球の最速も162キロ、2イニングで計3奪三振のパーフェクトピッチを見せた。

 助っ人右腕自身も充実の表情だ。「一軍に来てチャンスをもらえたので、結果が出せるようにと思っていました。チームは負けてしまったけれど、抑えることができて良かったです。チャンスをくれたチームに感謝しています」。

 感謝を受けた原監督も「ああ、明るい(材料)。いや、本当に明るい。彼がもし8回くらいに居てくれるなら、すごく大きいし、今日はそこに非常に手ごたえがあったなと思います」と元守護神を絶賛。桑田コーチも「非常に直球も良かったですし、ようやく160キロが出るようになりましたね。監督もそういう意味(今後勝ちパターンでの起用)で2イニング目を投げさせたいという事だった。非常にいい結果を出してくれたので後半戦は活躍してくれると思います」と終盤を任せる以降も明かした。

 剛球を武器に打者を力でねじ伏せるビエイラ。その類まれなパワーが復活したとなれば、チームにとっては大きな追い風になりそうだ。