女子プロレス「スターダム」の林下詩美(23)が、新日本プロレスとの合同興行(11月20日、東京・有明アリーナ)でIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)との共闘を熱望した。
ブシロードを共通の親会社に持つ男女のプロレス界トップ団体による初の合同興行は、詩美にとっても大きな刺激となっている。「ファンの時に一番見ていた団体と大会ができるのはプロレスラーとしても、ファンの林下詩美としてもうれしいですし。お互い他のところとはあまり(交流が)ない団体なので、男女で一緒にやるというのが次の時代への第一歩のすごいことなのかなと思います」と目を輝かせた。
ブシロードの木谷高明会長は同大会で2~3試合のミックスドタッグマッチを導入したい意向を明かしている。スターダム勢からは岩谷麻優が棚橋弘至と、スターライト・キッドがエル・デスペラードとタッグ結成を熱望するなど、合同興行ならではの組み合わせの実現が期待されている。
この状況を受け、詩美も「できれば自分もやってみたいです。経験したことないですし。パートナーが誰になってもしてみたい気持ちはあります」と、キャリア初のミックス戦出場に意欲を燃やす。自身のファンからはオカダとのタッグ結成を望む声が多いという。「結構言われますね。ガウンが似てるからですかね…。トップの団体のトップの選手となれば、レスラーとして勉強になる経験をさせてもらえるんじゃないかと思うので、かなうのであれば、ぜひオカダさんと隣に並んでみたいですね」。ちなみに詩美は中学生時代からファンだった内藤哲也とは「ぜひ、対角線に…」と対戦希望を口にした。
ともあれ大きな注目を集める合同興行は、存在をアピールする絶好のチャンスだ。詩美は「成功して合同興行が定期的に行われるようにしていきたいので。自分がその大会で目立って、女子だからとか男子だからとか関係なく一番に輝くつもりでスターダム、林下詩美を発信するつもりでいきたいと思います」と、早くも闘志をみなぎらせた。