NPB復帰の道を模索中の新庄剛志氏(48)に対し、古巣・阪神との「疎遠な関係」を嘆く声が噴出している。

 阪神・矢野監督は8日に生出演したテレビ番組で、先の12球団合同トライアウトに参加した新庄氏獲得の是非について問われ「ないでしょうね。1年間を通して戦うとなると難しい」と明言。編成のトップでもある谷本球団本部長も否定的なスタンスを崩していない。

 新庄氏は昨秋、自身のSNSに「僕の育ての親阪神タイガースさんには迷惑かけませんので」とも投稿。その言葉が示す通り、2000年オフにFA権を行使し米メッツに移籍して以降、新庄氏と阪神球団の〝絡み〟は不自然なほど見られない。当時を知る関係者も「メジャー時代や日本ハム在籍時と比べ、新庄の阪神時代は何かといろいろあった。亀新フィーバーの報道過熱やその後の低迷期に続いたゴタゴタ…。ネガティブな思いも多いのでは」と胸中を思いやる。

 だが、新庄氏の素顔を知る者は複雑な思いを抱いているようだ。新庄氏と長く阪神でプレーした球団OBは「キャラクターこそ華やかだけど、新庄さんは大変な努力家。ウエートの概念がない90年代初頭から、とんでもない負荷をかけてマシンで鍛えている姿をよく見かけた。時間さえあれば若手寮から甲子園まで歩いていって室内打撃練習も熱心に行っていた。若い選手が多い阪神だけにナインたちも彼の真の姿を目にすればとてもいい刺激になるはず」と力説し「新庄さんは何よりも周囲を大切にする方。身勝手なパフォーマンスをする人では断じてない。阪神も獲得に動いてくれればいいのにね」と阪神復帰を猛プッシュする。

 元・虎のプリンスが再びタテジマを身にまとい、甲子園で躍動する姿を見たいところだが…。