ドン底の状態で2018年を迎えた“野獣”藤田和之(47)が16日、復活を目指して盟友の“悪魔仮面”ケンドー・カシン(49)と千葉県内で“再起特訓”を敢行した。約1年ぶりの復活を果たすも、大きく負け越して17年を終えた野獣は、年末年始に餠とハイボールを大量に消費する荒れた生活を送っていたことが発覚。カシンに尻を叩かれる格好で緊急特訓を行い、何とかやる気を取り戻した。

「前略 藤田を復活させます」。こんなメッセージで本紙記者を呼び出したカシンとともに野獣の自宅を訪れると、そこには変わり果てた姿があった。たき火を前に遠くを見つめながらハイボールをあおり、餠を焼いては口に放り込んでいたのだ。周囲に転がる大量の空き缶から推測すると、昼間から酒びたりになっていたことは明らかだ。どうやら年末年始はずっとこんな調子だったらしい。

 それも仕方がない。昨年8月の復帰宣言後は総合格闘技戦2連敗を含む1勝3敗と大きく負け越し。12月23日のイ・サンス(34=韓国)戦で敗れた際には「今後は白紙です…」と肩を落としていた。

 ところがカシンは落ち込む藤田の言い分など聞かず、いきなり特訓を開始した。ハンマーを手に藤田の腹筋を何度も殴ったかと思えば、敷地内にあった大きな木に登るよう指示。自らロープを渡しながら「早まるな!」と意味不明な言葉を口走り、あの手この手を使って汗を流させた。

 原始的な練習で体を動かし、元気を取り戻した藤田に対しカシンは「近々、大仁田厚先生のところにあいさつに行こう」と唐突なひと言。藤田は「いいですね! 行きましょう!」と意外にも即答し、やる気を取り戻したのだった。

 何だかよく分からない展開にうんざりする記者にカシンは「諏訪魔はうんともすんとも言わないじゃないか。あのカマボコヤロー、ハッキリしろ。大体、全日本も永田裕志なんかに頼ってどうするんだ。プロレスファンの学生に聞いたけど最近は(以下略)」と悪態をつきながら満足そうに去った。一方、残された藤田も「大仁田先生に革ジャンを譲ってもらいたい」と笑顔だ。とにかくやる気を戻した野獣&悪魔仮面。新たな標的にされる人間は、災難としか言いようがない。