リオデジャネイロ五輪金メダリストのシモーン・バイルスさん(25=米国)ら90人の体操女子選手たちが性的虐待事件の捜査における過失の補償としてFBIに総額10億ドル(約1340億円)以上を求める請求を連邦裁判所に提出したと、英「BBC」など各メディアが報じた。

 体操米国代表チームのラリー・ナサル医師が長年にわたって選手らに性的虐待を行っていた事件で、FBIは2015年に選手たちが告発したことを知りながら行動を起こさなかったことに、元体操代表のマギー・ニコルズさんは「FBIが責任を問われるときが来た」とし、ロンドン五輪金メダルのマケイラ・マロニーさんは「私たちはすべての機関に裏切られた。正義と癒しへの道は法的手続きを行うことであるのは明らかだ」との声明を発表した

 服役中のナサル医師による性的虐待事件については昨年末に、米国体操連盟と米国オリンピック・パラリンピック委員会が300人以上の被害者に総額3億8000万ドル(約509億円)以上を支払うことで和解。またFBIはすでに初動捜査に過失があったことを認めている。