そろそろ本領発揮してくれないかと首脳陣も心待ちにしていることだろう。ソフトバンクの新助っ人フレディ・ガルビス内野手(32)のことだ。

 メジャー通算109本塁打で主軸として期待されながら打率1割2分9厘、1本塁打4打点と不発で4月末に二軍落ち。一軍復帰初戦の7日は3打数1安打1四球だったが「8番・三塁」で2戦連続スタメン出場となった8日の阪神戦(ペイペイ)では、1―0の勝利の陰で3打数無安打に終わった。

 それでもシーズン序盤より上向いているとの見立てで、藤本監督は「もともとホームランバッターではない。タイミング的には合って来ているんじゃないか」と前向きに捉えているが、やってもらわないといけない事情もある。

 指揮官は長いシーズンを見据えて故障リスクを減らすマネジメントを徹底しており、交流戦でも打撃絶好調の今宮や牧原を「良い状態を保つために」と休養させている。今後もその方針を貫く上で、欠かせないピースがガルビスなのだ。

 現在、出場選手登録されている外国人選手はガルビスにグラシアル、デスパイネ、レイ、モイネロの5人。レイが先発する際には外国人枠の関係で野手を1人外すことになる。ガルビスのポジションは三塁で、メジャーでは遊撃を本職としてきた。そんな汎用性の高い助っ人に当たりさえ出始めれば、オーダー全体の破壊力を大きく落とすことなく、ここまで不動の4番に座っているグラシアルの休養オプションも検討できる。

 打線の並びを考えるうえでも両打ちのガルビスは貴重な存在で、藤本監督は2番に据えることを理想としている。いずれにせよ2年8億円強とも言われる年俸に見合う働きが求められているのは確かだ。