これが王者の底力だ。テニス4大大会・全仏オープン車いすの部男子シングルス決勝(4日、フランス・パリ)、東京パラリンピック金メダルの国枝慎吾(38=ユニクロ)が、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を6―2、5―7、7―5で下し、4年ぶり8度目の優勝を飾った。
最後のショットが決まった瞬間、両手を突き上げて喜びを表現した。車いすテニス関係者が「タイヤが滑って思うようにチェアワークがいかないし、ラリーが長引けば長引くほどコートは土なので、イレギュラーもするし、滑ることも多くなってくる」と指摘するように、今大会が行われるクレー(赤土)コートで巧みなチェアワークを繰り出すのは至難の業。それでも、国枝は要所で的確なショットを披露し、勝利を引き寄せた。
シングルスでは4大大会通算27度目の優勝。ダブルスを含めると48勝目となった。前人未到の記録に、ネット上では「本当に快挙! すごすぎます!」「すごすぎやろ」「すごすぎて何と表現したらいいか分からないほどのレジェンド」などと称賛の声が相次いでいる。
また、車いすの部女子シングルスは上地結衣(28=三井住友銀行)がディーデ・デフロート(オランダ)に4―6、1―6で敗れ、2年ぶり5度目の優勝とはならなかった。












