男女ツアーを統括するプロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は20日、ロシアとベラルーシ勢の参加を禁止したウィンブルドン選手権(6月開幕)の決定を不服とし、世界ランキングのポイントを付与しないことを発表した。
ウィンブルドン選手権の主催者は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁として同国勢の大会参加を禁止したが、ATPとWTAは国名や国旗を禁止する条件でツアー参加を認めているため、排除の決定に猛反発。世界中に大きな波紋が広がっていた。
ATPは「どの国籍のプレーヤーも、メリットに基づいて差別なくトーナメントに参加できることがツアーの中心。ウィンブルドンの決定は、この原則を損なうものだ」とし「状況に変化がなければATPランキングのポイントを削除する以外に選択肢がない。われわれのルールと合意は、プレーヤー全体の権利を保護するために存在する」と説明した。
ウィンブルドン選手権をはじめ4大大会の優勝者は2000ポイントを獲得するため、世界ランキングの順位にも大きな影響を与えそうだ。昨年大会を制したノバク・ジョコビッチ(セルビア)が連覇してもポイントを得られなくなるため、世界1位の座から陥落する可能性も出てくる。
ウィンブルドンの主催者は、ロシア勢の活躍がプロパガンダにつながると出場禁止の理由を説明し「現時点で立場を保留する」とした。












