【取材の裏側 現場ノート】サイバーファイトの4団体による合同興行「サイバーファイトフェスティバル2022」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)の全カード発表会見が10日に行われた。
その会見でひときわ目立ったのが、無頼派集団「金剛」を率いる拳王(37)だ。DDTのカリスマ・佐々木大輔とシングル戦で激突する拳王は、自ら「俺はサイバーファイトフェスティバル2022の広告塔だ!」と名乗り。さらに佐々木に襲い掛かると最後は自らの右足に火をつけて炎上キックでKOした。
そのやり方に賛否はあるだろうが「広告塔」というにふさわしく話題を生んだ拳王。プロレスファンの方なら、もう言うまでもないだろうが、実はここに来てその〝発信力〟にますます磨きがかかってきている。マイクパフォーマンスはもちろん、特に4月に開設した自身の公式ユーチューブ「拳王チャンネル」で忖度なしの過激発言でファンのみならず関係者や選手からも注目を集めている。
最近の拳王についてノアを統括する武田有弘取締役は「今回の会見を見ていても、改めて彼は真のプロだと思いましたよ。『試合順関係なく食ってやる!』っていうのがフェスだと思うので」と絶賛。その上で「今は時代が変わって、選手がメディアを持って自分で発信できるようになりましたから。それを義務ととらえず、自分のためと思ってやれるのがプロでしょう。彼に限らず、全レスラーがそうしないと、ノアは変わらないんじゃないかなと、最近思います」と続けた。他の選手の〝お手本〟でもあるというのだ。
時に炎上も心配されるような過激発言もあるが、フロントがブレーキをかけるつもりはない。武田取締役は「これからも期待しています。半分ひやひやもしているけど(苦笑い)好きにやればいいんですよ」と背中を押した。また、サイバーフェスについて「普段、交流のない団体が年に1回集まって、一緒につくり上げるのは必要なことかなというのが一つ。そして我々はレッスルユニバースの会員を増やすのが最重要課題なので。そのために4団体の力を集結させないと」と位置付ける。サイバーファイトグループあげての祭典で、拳王が見せてくれるであろうさらなる「広告塔」としての活動に注目したいところだ。
(プロレス担当・前田聡)












