「ちょいワル」くらいがちょうどいい!? 5連敗中の巨人は貧打にあえいで4位まで転落。原辰徳監督(63)は11日に不動の4番・岡本和真内野手(25)に改めて奮起を促した。低調なのは主砲だけでなく、中軸を担う新助っ人のグレゴリー・ポランコ外野手(30)も直近6試合で打点ゼロと失速中だ。すっかりチームに溶け込んでいるが、助っ人としての〝物足りなさ〟も指摘されている。

 出口はどこに…。5連敗中の得点は0→2→2→3→1で、平均は2点にも満たず1・6点。特に5月に入って故障した吉川と坂本の1、2番コンビの離脱が尾を引き、首脳陣も打順を入れ替えるなど試行錯誤を続けている。

 こうなると、否応なしに期待が高まるのが主砲の爆発だ。岡本和は4日の広島戦(マツダ)以降、打点を挙げられておらず、原監督は「中心選手は何とか打破していかないとね。そのための中心選手であり、打順であるから、それは自負していると思いますよ」と願った。

 ただ、停滞しているのは岡本和だけではない。ここ6試合で主砲の前後を固める3番と5番に入ったポランコも、19打数2安打で本塁打、打点ともにゼロ。チーム状況と歩調を合わせるように、打率も2割3分3厘まで落ち込んだ。そうした状況に、巨人のコーチ経験者からはこんな見方も上がっている。

「外国人選手と言ってもいろいろなタイプがいる。性格的に何の問題もないマジメな助っ人の中には、チームの状態がいい時は打てても、流れが悪くなった時に一緒になって力んだり、悩んで打てなくなってしまうタイプもいる。そういう時は、〝周りが打てなくても関係ねえ。俺は仕事で日本に稼ぎに来ているんだ〟というぐらい割り切った助っ人のほうがありがたかったりする。本来、助っ人はそうあってほしいけれどね。もちろん、チームの輪を乱すような助っ人は論外だけど」

 ポランコはメジャー通算96発の実績を誇りながら、日本球界を見下すような態度はまるで見られない。むしろ礼儀正しく、ナインと派手に喜びを分かち合い、阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチらの打撃指導にも熱心に耳を傾けている。ある意味では、日本選手以上に日本人らしい一面を持ち合わせる反面、助っ人特有の〝KYぶり〟もまったくないというわけだ。

 原監督は「スイングそのものはちょっと鋭さを欠いている感じはあるよね」と指摘しつつ「一発長打というのは彼の大きな魅力だし。まあまあ、やるでしょう」と変わらぬ信頼を置いている。もっとも、助っ人の人間性が簡単に変わるわけもないが〝水物〟と言われる打線は目覚めるか――。