巨人の原辰徳監督(63)が8―2で快勝した27日のDeNA戦(横浜)後、この日今季1号の先制満塁弾を放って勝利に貢献した中島宏之内野手(39)をたたえた。

 チーム最年長野手のベテランが先発起用に応えた。両先発の好投により0―0のまま迎えた4回、一死満塁とこの日最大のチャンスで中島は、相手先発・坂本の投じた8球目、ど真ん中に甘く入ったチェンジアップを見逃さずにしっかりとらえると、打球は左中間スタンドへ一直線。試合の均衡を破る今季のファーストアーチとした。

 2017年7月28日の楽天戦(ほっともっと)以来となる8本目のグランドスラムは、阿部コーチの持っていた球団最年長満塁弾の記録を更新。年を重ねてもなお存在感を発揮している中島だが、試合後の囲み取材では「久しぶりの満塁弾、興奮してしまって。いつ打ったかなと思いながら。うれしくて興奮してしまった」と素直に喜びを爆発した。

 指揮官も手放しに褒めたたえた。一発を放って戻ってきた中島を出迎えた際には自身も大興奮となっていた原監督だが、その熱は冷めやまなかったようで、試合後には「技術も、パワーも、メンタルも、まだいいものが満ちあふれていますね」と大絶賛すると「表のリーダーは(坂本)勇人だろうけど、ナカジはある意味、そのリーダーを支える裏のリーダー的な存在ですね」と〝裏リーダー〟の評価も下した。

 現在、チームでは中田やウィーラーなど一塁を守る強打者が不調により二軍再調整中のため不在。そんな中、打線のピンチの中で一塁手としての先発起用に見事に応えたチーム最年長野手。勢いそのままに、今後もいぶし銀の活躍でチームをけん引していく。