テニス男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が復帰戦敗退後の記者会見で〝挑発質問〟を受けて波紋が広がっている。
ジョコビッチは1月の全豪オープンを新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否したため欠場した後、2月にドバイでの大会に出場。ワクチン未接種の影響もあり、その後は試合に出場していなかったが、12日に行われた「モンテカルロ・マスターズ」の2回戦で久々に実戦復帰した。
ブランクが響いたのか同46位のアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン)にフルセットで敗れて初戦敗退となった。そして、その後に行われた会見が物議を醸している。
セルビア紙「ブリック」によると、報道陣からは「特に序盤、2セット目を獲得するまで観客があなたに〝反対〟していたことについてどのように驚いたかを知りたい」。続けて「あなたはまだ地球上で最高のテニス選手だが、なぜそんなことが起こっているのか? それは〝今年起きた出来事〟のせいだと思うか?」との質問が飛び出した。ワクチン接種の拒否と、それについて観客が反感を抱いていたとの趣旨の質問だ。
これに対してジョコビッチ「正直なところ、私はあなたが言ったものとはまったく異なる光景を見た。彼らが私に反対しているとはまったく感じなかった。観衆は本当に良かったし、彼らは私にいい反応を示してくれた。これは素晴らしかった。3時間応援してくれてありがとう!」と反論し、観客からは歓迎されたと強調した。
ジョコビッチの地元メディアである同紙は「挑発的な質問が出た。ファンが彼を好きではないと示唆したために悪意があると解釈する人もいるだろう。そして、彼の質問の冒頭は真実ではない」と、ジョコビッチを批判するための質問を糾弾している。
世界王者のワクチン接種を巡ってはいまだに議論を呼んでいる。












