さらなる成長へ期待感が高まるデビュー戦だった。ソフトバンク・田上奏大投手(19)が12日のロッテ戦(長崎)で6回途中無失点の快投を見せた。

 初回、先頭の高部に四球を出し犠打により一死二塁のピンチを招いたが、3番・中村、4番・レアードの中軸を打ち取った。

 以降も最速155キロをマークした威力十分のストレートを中心に、投げっぷりの良い堂々とした投球でロッテ打線を封じた。味方打線が無得点で初勝利こそお預けとなったが、6回二死で降板するまで75球を投げて2安打1四球に抑えた。

「初回が一番緊張したし苦しい投球でした。2回以降は思い切って攻めることができたし、楽しんで投げることができました。野手の方がたくさん声を掛けてくださったし、守備で助けてくれたおかげで0点に抑えることができたと思います。もっと良い投球ができるように頑張ります」とコメントした。

 高校3年時に投手に転向した田上。1年目の昨オフ、じっくり育てる球団方針のもとで12月9日に育成選手として再契約を結んでいた。それが今季3月18日のウエスタン・オリックス戦で開幕投手を務めるなど台頭し、7日に支配下再昇格を勝ち取っていた。わずか4か月での支配下復帰だった。

 最高の投球に藤本監督もベンチで歩み寄りガッチリと握手。左手で肩をポンと叩き快投をねぎらった。