メジャー109発の大物助っ人が苦しんでいる。ソフトバンクのフレディ・ガルビス内野手(32)は開幕から13試合、51打席に立って打率1割3分(46打数6安打)と低迷。メジャーで「ゴールドグラブ」の候補にも挙がった堅守を再三見せて貢献しているが、打撃面では壁にぶつかっている。

 開幕戦で途中出場ながら劇的な逆転満塁弾を放って幸先はよかったが、直近7試合でヒットは1本。先週末の西武3連戦(ベルーナ)の試合前練習では懸命にバットを振り、コーチ陣に状態の確認と助言を求める姿があった。村上打撃コーチは「ステップというかインサイドアウトの形。体が起き上がるのがちょっと早かった。自分で呼び込もうとしてるんだけど、一番原点になるところを叩こうと。ポイントのチェックをやった」と取り組みの中身を明かした。

 開幕2戦目から「三塁」が定位置のガルビス。打てなくても守れればいいというポジションではないことは、本人も理解しているはずだ。それだけに覚醒のヒントをつかもうと必死に取り組んでいる。そんな姿に村上コーチは「ガルビスはニコニコしながら打席に入って行ったら打てるでしょう」と胸中を察しながら背中を押す。

 開幕前、藤本監督との面談の中で「(不調だったオープン戦は)まき餌をしていただけです」と、ちゃめっ気たっぷりに返したガルビス。柳田、栗原が戦列を離れ、三森も欠場が続く状況で奮起が期待される戦力の一人だ。あの時の余裕をほんの少し思い出し、肩の力を抜いて打席に向かえるか――。