政治色はありません! 五輪金メダリストの〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏主催のアイスショーがロシア軍礼賛的であったため、参加した元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワが疑問視したことを受けて、開催地のロシア・モスクワ南部トゥーラ州のスポーツ大臣を務めるドミトリー・ヤコブレフ氏が〝火消し〟に走った。

 同氏は、ロシアメディア「マッチTV」に「何人かは心配していた。彼らの気持ちや不安は十分に理解できる。ただ、そうした人たちも結果として純粋なスポーツとして楽しむことができた。このショーは政治的な要素は一切なく、卓越したスポーツであったと言いたい。そのようなアスリートが私たちの競技場で滑ってくれたことは、私たちにとって大変な名誉だ。選手は自分たちが最高であることを証明くれた」と強弁。その上でプルシェンコ氏ら主催者サイドを「エフゲニー・プルシェンコと妻のヤナ・ルドコフスカヤに大きな感謝を捧げたいと思う」と持ち上げた。

 さらにスポーツ界からロシア選手が除外されている状況については「選手たちには頑張ってもらい、一刻も早く国際舞台に復帰してほしいし、彼らは、たとえ障害があっても戻るでしょう。(近代五輪創始者)クーベルタンの『スポーツと政治は別』との理念は現在、ロシアだけで生きており、他国は忘れ始めている」と皮肉った。