ロシアのフィギュアスケート界で〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏が〝ロシア軍礼賛アイスショー〟を開催し、参加した元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワがショーの主旨を「知らなかった」として猛批判した。
プルシェンコ氏はウクライナ侵攻に対するスポーツ界の制裁が広がっている中でも、ウラジーミル・プーチン大統領に忠誠を誓うなど愛国心を前面に押し出して物議を醸している。
そうした中、9日に自身がプロデュースしたアイスショーを開催。しかしこれがただのショーではなかった。ウクライナに侵攻しているロシア軍を激励する手紙を送るブースを設けたり、チケットにも同軍の象徴となっている「Z」のマークが強調されて記されるなど、さながら〝ロシア軍礼賛ショー〟の様相を呈した。
このショーに参加したスケーターたちにはこうした政治的要素が強い主旨は事前に説明されていなかったようで、トゥクタミシェワは自身のテレグラムで「知らなかった」と説明。その上で「私はスポーツが政治から外れていると本当に信じたかったのですが、今日はそうではないことが分かりました」と政治色を強めているプルシェンコ氏に疑問を呈した。
そして「私はフィギュアスケートが大好きで、自分のやっていることを心から愛しています。私はそれで生きています。アスリートの演技が(政治的な)操作や説得の手段になってほしくない。完全に混乱してしまって…」と自身が〝政治利用〟されたことにショックを露わにした。
ウクライナでの数々の非道な行為が明るみになっているロシア軍を称賛するイベントは波紋を広げそうだ。












