巧みなリードで勝ち星をプレゼントした。巨人の大城卓三捕手(29)が6―3で勝利した31日のヤクルト戦(神宮)で、この日プロ初登板初先発となった高卒2年目右腕・堀田賢慎投手(20)を6回無失点の内容へと導いた。

 緊張した表情を浮かべながらデビュー戦を迎えた堀田だったが、大城は強気なリードで強力な燕打線と真っ向勝負。初回の先頭打者・塩見にいきなり安打を放たれて出塁を許すと、続く青木に投じた4球目、内角への直球を力強く捉えられ、打球はあわやスタンドインという特大のファウルボールに…。それでも堀田の持ち味である直球の質を信じ、続けて同じコースに再び力強い直球を要求すると、見事併殺打となった。

 その後の4、6回にはそれぞれ得点圏まで走者を進めるピンチを招いたが、緩急のついた投球で切り抜け無失点。6回までに計4つの併殺打を取るなど、終始冷静さも光った。

 これには大城も「堀田は直球がいい投手なので、その直球を軸に組み立てていきました。初登板でしたし、コースや際を狙いすぎないように大胆にいきながら粘りの投球ができるようにと考えていたら、その通りの投球をしてくれました」と、奮投したホープを手放しに褒めたたえていた。