適応力も規格外だ。巨人のグレゴリー・ポランコ外野手(30)が30日のヤクルト戦(神宮)で先制の来日1号ソロを放った。
打った瞬間に確信に変わる一発だった。4回の先頭打者としてこの日2打席目を迎えたポランコは、ここまで無失点投球を続けていた相手先発・石川の投じた初球、130キロのシュートを完ぺきに捉えると、打球はぐんぐんと伸びて右翼スタンドへ。満面の笑みを浮かべながら全力で駆け回ると、ベンチでも手荒い祝福を受けていた。
待望の一発にポランコは「初安打もそうだし、初打点もそうだし、なんでも最初の奴っていうのは出るまでは落ち着かないところはありますが、1つ目が出ると楽になって後にも続いていくので、とりあえず1本目に到達できてよかったです」と安どの表情。「自分としてはしっかりライナー性の、強い打球を芯で打つということを意識している。結果的にそれが本塁打とか長打になる」と、この日の快音を振り返った。
来日して間もない助っ人だが、日本球界、そして日本文化にもすっかり順応していることも活躍の要因かもしれない。原監督は「非常にどん欲なんですよ。われわれからもメジャーリーガーにはおこがましいぐらいのアドバイスがあっても、非常にプラスに捉えて聞く耳を持ち、それに取り組んでいるというのはまだまだ伸びる選手だと思いますね」と、真摯に練習に取り組む姿勢を絶賛。
また、外国人選手が苦戦しがちとなる日本食への適応も問題はなさそうだ。ポランコは「ラーメンも好きだし、すしは大好物! 味付けから何から日本食は全部好き。魚介類が大好き」とラブコールを出せば「(ラーメンは)みそとかしょうゆとかいろいろ試しているけど、全部おいしい。時間がたてば『みそがいい』とか『しょうゆがいい』とか分かると思う」と、ラーメンへの探求心も明かした。
謙虚な姿勢を崩さず、異国の地で驚異の適応力を見せる強力助っ人。チームメートを「家族」と例える心優しき男が、今後も奮闘を続ける。












