森保ジャパンはカタールW杯アジア最終予選のベトナム戦(29日、埼玉)で引き分けに終わったが、DF吉田麻也(33=サンプドリア)の視線は未来に向いている。
この日のスタメンは、W杯出場を決めた24日のオーストラリア戦から9人を入れ替え、フレッシュなメンバーを起用。試合後のフラッシュインタビューでは「メンバーを大幅に変えたことで出るチグハグ感も予想していた。そこも含めてチャレンジの試合という位置づけだった」と振り返り「失点してから得点を奪うまでに時間がかかった。後半にスペースが空いてきた中でも崩せずに終わってしまった」と反省点を口にした。
ただ、本番はあくまでカタールW杯。今後は6月と9月の国際試合で最終的な調整を行う。「6月に向けて課題が見えたのは、それはそれで悪くないこと」と強調し「より強い相手と戦って、より厳しい中で、リーグ戦で試合に出て、いいコンディションで5月のシリーズを迎える。6月が最後のチャレンジの場になると思うので、いい状態でそこに向かうことが大事」との見方を示した。
また、ピッチ内で実施されたセレモニーではロシアによるウクライナ侵攻について言及。「世界の他の国では戦争で大変な思いをしている方々がたくさんいる中、平和に大好きなサッカーを自分の国を代表してプレーできて心の底から感謝していている。一日も早く戦争のない平和な世界が来ることを心から願っている」と声を大にした上で「世界で唯一の被爆国として、戦争の恐ろしさを誰よりも理解している国として、僕たち日本人がもっと声を大きくして世界に訴えていかないといけない」と呼び掛けた。
カタールW杯まで残された時間は多いようで少ない。「W杯ベスト8入り」かつ「世界平和の実現」へ、森保ジャパンの主将はこれからも自らの足で道を切り開いていく。












