東京五輪の水泳男子背泳ぎで2冠を達成したロシアのエフゲニー・リロフ(25)が、今夏の世界水泳(6月18日開幕、ブダペスト)の出場を辞退すると表明した。
ロシアメディア「kp」は「リロフが世界水泳選手権に参加しないことを表明した。国際水連は、ロシア選手には中立の立場、つまり国旗も国歌もない状態での競技を認めている」と報道。スポーツ界の制裁が広がる中でも国際水連はロシア選手に条件付きで国際大会への出場を認めていたが、世界王者のリロフがあえて辞退するというのだ。
その理由について「ロシアのパラリンピアンへの支援の証しとして、また国際大会の出場停止処分を受けたすべてのロシア人選手への支援の証しとして、私は今夏の世界選手権への参加を拒否する」とリロフは説明。スポーツ界の制裁に抗議するため、頂点の舞台への出場を拒否した。
リロフは「連盟は、このスポーツを発展させる方向性について結論を出すべきだ。これがクーベルタン男爵が、人々をひとつにするはずのオリンピックの組織を立ち上げたときに見たかったものなのか」とスポーツ界に対してロシア選手の出場を許可するよう強く求めた。
リロフは18日に開催されたプーチン大統領の〝20万人演説集会〟で、ロシア軍の象徴となっている「Z」マークを付けて登壇して波紋を呼び、直後に大手水着メーカー「スピード」からスポンサー契約を解除されたばかり。再び大きな物議を醸しそうだ。












