第94回選抜高校野球大会第1日(19日)、第2試合では古豪・倉敷工(岡山)が和歌山東の前に散った。エース高山(3年)は1―1で迎えた延長11回、7本の集中打を浴びてまさかの7失点。171球の力投は報われず、2―8で涙を飲んだ。

「冷静に強気で」を心掛けているが、最後は冷静でいられなかった。和歌山東の連打を止められず「自分は気持ちが熱くなりすぎるところがある。冷静なままならボールやテンポを気にするけど、熱くなると打者への確認ができなくなる。テンポが一緒になり、打ちづらい球を投げることができなかった」と振り返った。

 打線の援護がない中、それでも延長10回まで1失点と持ち前の粘りの投球で踏ん張った。エース右腕は「甲子園は投げやすく、やっとここまで来た、と思った。うれしさも楽しさもあるけど、一番は悔しさ。夏は自分が全部完投して戻って来たい」と前を向いた。