恩返しの好投だ。広島のドラフト1位ルーキー・黒原拓未投手(22=関学大)が18日のソフトバンク戦で7回から2番手で登板し、わずか7球で打者3人を料理した。これで3試合連続無失点。勝ち試合の終盤での登板を期待される左腕は「自分のできること、やるべきことをあたふたせずにやろうという意識でできているので継続していけたら」と力を込めた。
オープン戦初登板となった2月27日の日本ハム戦で2ランを被弾。3日のDeNA戦では2安打で1点を失い、一死を奪うのがやっとだった。それでもめげることなく前を向き続けることができたのは、2月15日のシート打撃でめった打ちを食らった後にエースの大瀬良からもらったLINEで勇気づけられたからだった。
もともと黒原は「(ドラフトの)順位とか気にしないタイプ」だというが、大瀬良から「自分が思っていなくても、周りがってのはどうしてもあると思う」との言葉をかけられて気持ちの変化があったという。
広島のドラフト1位投手は森下、栗林と2年連続で新人王に輝いた。周囲が「黒原も」と同様の活躍を期待するのも無理はない。黒原にも「お二方と同じように活躍していきたい思いはあるし、これからも変わらずに思い続けていく」との思いはあるが、一方で「重圧になっても自分のプレーできなくなってしまう。気にし過ぎず伸び伸びとやります」と〝自然体〟でのプレーを心掛けている。
いみじくも、この日は先発・大瀬良の後を受けてのマウンドだった。ファンも首脳陣も公式戦の勝ち試合で〝ドラ1リレー〟が増えることを期待している。












