北京五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(17)が、恩師であるエテリ・トゥトベリーゼ氏(48)の指導の〝実態〟を告白した。

 シェルバコワは、フランスのファッション誌「エル」ロシア版でこれまでのフィギュア人生を振り返った。

 その中で、ターニングポイントになったのが現在師事するトゥトベリーゼ氏との出会いだったと回顧。「そう、9歳の時にエテリのチームに入って気づいたの。より本格的に競技を行う集団で、そこでトレーニングをして結果を出しているアスリートたちがいた。見ていると、どれだけの苦労があったのかが伝わってきた」と一流選手を目指すようになったという。

 そして、師匠のトゥトベリーゼ氏の指導の秘訣をこう明かした。「エテリさんは、ただ指導するだけでなく、常に声をかけてくれるの。その姿勢によって、時間をかけて様ざまなことを意識できるようになった。彼女のグループで3回転ジャンプをするようになってから、もう単なる趣味ではないと思うようになり、今では好きなことをただやりに来ているわけではない。今はトレーニングの目標があり、それをクリアして結果を出して努力している」。緊密なコミュニケーションによる意識改革が、選手を成長させているのだ。

 スパルタ指導ばかりが強調されるトゥトベリーゼ氏だが、選手のメンタル強化に躍進の秘密があるようだ。