労使交渉の難航でメジャーがロックアウトに突入してから7日(日本時間8日)で96日となった。MLB広報担当者が「デッドロック(こう着状態)」と口にするほど出口が見えない状況は変わらない。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は自身のツイッターを更新。「CBT(ぜいたく税の基準となる年俸額)は依然として、(新労使協定の)取引における最大の問題/障害となっている。オーナー側(の提案)は22年の2億2000万ドル(約254億円)から26年の2億3000万ドル(約265億円)、選手会側は22年の2億3800万ドル(約274億4000万円)から26年の2億6300万ドル(約303億円)まで」と説明し、こう付け加えた。

「『もしCBTで合意となれば、他の問題は全て解決するかもしれない』という望みを聞いた」

 米スポーツサイト、アスレチックは「MLBとオーナー側は、選手会が他の事項で柔軟に歩み寄りを見せるのであれば、ぜいたく税の引き上げに前向きな考えがあるようだ」と伝えた。

 新労使協定の最大の争点である最低年俸は歩み寄りが見られるが、年俸調停前のボーナスプールの金額、そしてCBTは依然として大きな隔たりがある。USAトゥデー紙(電子版)は「さらに2カード中止になる。シーズンは4月中旬まで延期になる」と開幕再延期の可能性を報じた。

 開幕が15日以上遅れるとエンゼルスの大谷翔平投手(27)のFA権取得は1年遅れて2024年オフにずれ込む。さらに2カード中止の場合、チームの開幕は4月14日(同15日)の敵地レンジャーズ戦で中止は14日でギリギリ。デッドラインが迫っている。