開幕投手候補筆頭の中日・大野雄大投手(33)が今季初の実戦マウンドで順調ぶりをアピールした。

 26日の阪神とのオープン戦(北谷)に先発し、2回を2四球ながら1安打無失点にまとめた。オープン戦の〝開幕投手〟に指名されて「ものすごく緊張しました。球があちこち行ってなかなか制球できなかったが、内容どうこうというよりも、ゼロで帰って来られたのは良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 昨季はコンディション不良で出遅れた大野雄だが、立浪監督は「この時期にしっかり投げていたし、なぜかかなり力んで高めに行くボールが多かったが、順調にきているなとは思う」と信頼を寄せる。

 この日は約1週間前から取り組んでいる新球シュートも試投。大野雄は「ブルペンで立浪監督に『そういう球はないの?』と言われてチーフスコアラーの佐藤秀樹さん(元中日投手)に握りを教えてもらって良い感じだったので使ってみた。1球しか投げていないがいいところに行った」と手応えを感じ取った。

 左打者に被打率が高いとあって立浪監督は「まあまあ良いシュートを投げていたので、特に強打者の左には有効的になると思う」と期待を寄せている。

 しかし、エース左腕は「一つボールを覚えると、失ってしまうものがあるのは、この世界ではよくあること。本来の僕の軸である強い真っすぐを失わないように、あれだけ暴れちゃうと、守っている方もたまらないですし、そこはしっかりと。必要な球であれば追求していきます」とシュートを持ち球にするかどうかは慎重に判断する構えだ。

 開幕へ向けて「今年は開幕を目指すと秋から言っていてキャプテンマークも付けてやっている。より一層責任感を増しているのは間違いないので、いい意味でいろいろなプレッシャーと戦ってます」と意気込んだ。