北京五輪フィギュアスケート女子シングルでロシア・オリンピック委員会(ROC)のアンナ・シェルバコワ(17)が金メダル獲得の〝舞台裏〟を語った。

 ロシアメディア「スポ―ツ・エクスプレス」によると、シェルバコワは大舞台を振り返り「奇妙に聞こえるかもしれませんが、オリンピックに勝つことは私の子供のころの夢ではありませんでした」と語ったという。

 その理由について「両親がプロスポーツのフィギュアスケートに期待してくれなかったせいかもしれません。私の家族は主要な国際トーナメントについて誰も話しませんでした」と、親族から全面的なサポートが得られていたわけではなかったと告白し「大会があると言われれば、勝ちたいと思っていたのですが、そんなに先(五輪)を見ることはありませんでした。考えもしなかった」というわけだ。

 そんなシェルバコワが五輪金メダルを意識したのは今シーズンに入ってからのことだった。「私の夢は、それが現実になると理解したときにのみ現れます。今シーズン、体調が整ったことをすでに理解し、オリンピックに出場できることになってから目標と夢が浮かび上がってきました。大会に近づくと、これが現実であることがわかったので、私の夢になっていました」

 北京五輪の国内選考となったロシア選手権でカミラ・ワリエワ(15)、アレクサンドラ・トルソワ(17)に続く3位に入ったものの代表内定を得られず、欧州選手権で2位となり、代表の座をつかんだ苦労人。それだけに五輪を意識するまでには時間がかかったようだ。