フィギュアスケート女子でロシアの〝女王〟と称されるエリザベータ・トゥクタミシェワ(25)が、カミラ・ワリエワのドーピング問題で〝黒幕〟とされるエテリ・トゥトベリーゼ・コーチの指導法を痛烈に批判した。

 2015年世界選手権優勝など長く第一線で活躍し、北京五輪ではロシア・オリンピック委員会(ROC)の補欠としてメンバーに入ったトゥクタミシェワ。後輩のワリエワを巡るドーピング問題がいまだにくすぶる中、トゥトベリーゼ氏に対する思いをロシアメディアのユーチューブチャンネル「エディション」で激白した。

 同国メディア「ガゼッタ」などによると、トゥクタミシェワは「高い成果を出すために〝これしかない〟とは思っていない。残酷ではなく、尊敬され、耳を傾けられ、愛されたうえで厳格なコーチであるべきだ。自分のことを考えると、そういう仕組みの中で働くのは無理かもしれませんね。私は自分の意見を声として出すのが好きなの」と、〝鉄の女〟と称されるトゥトベリーゼ氏の〝恐怖指導〟を非難した。

 続けて「私には権利があり、コーチと対話して、彼らも私に相談してくる、そういうことが私は大好きなの。(自らを指導する)アレクセイ・ニコラエビッチ・ミシンは決して私に怒鳴ることはなかった」と指導者とコミュニケーションをしっかり取れる環境の重要性を強調した。

 ロシアフィギュア界の現状を誰よりも知る女王からの〝告発〟。ロシアチームの内紛が改めて浮き彫りになり、波紋を呼びそうだ。