北京五輪のフィギュアスケート・エキシビション(20日、首都体育館)で名演技を披露した元世界王者の羽生結弦(27=ANA)が進退に言及した。

 この日、エキシビションでピアニスト清塚信也氏が演奏する「春よ、来い」に乗って華麗な舞いを見せた羽生。直後のインタビューでは涙を流して「人生って報われることが全てじゃない」「報われなかった今は今で幸せ」などと語った。この意味深な言葉に対し、ネットでは〝最後〟を覚悟するファンが続出。「引退」のワードも飛び交う事態となった。

 だが、その後の取材対応で羽生は痛めた右足を「ギリギリの状態」と表現した上で「ちょっと足首はちゃんと休ませてあげようかなって思っています」と口にし、3月の世界選手権(フランス)について「まだ自分の中でもケジメついてないところもあるので、いろいろ考えながら総合的に判断して決めたいと思います」と語った。

 また、先日の会見で「羽生結弦が大好きなフィギュアスケートを大切にしながら極めていけたら」と話した内容に関して質問が飛ぶと「フィールドは問わないって自分の中では思ってます」と明言。具体的には「それがアイスショーなのか、競技なのか、それが報われるのか、報われないのか、僕にはちょっと分からない」とした上で「羽生結弦のスケートが好きだなって思ってもらえる演技を続けたいと思っています」と話した。