2019年に遠征先のホテルで急死したエンゼルスのタイラー・スカッグス投手(享年27歳)に関する裁判で、禁止薬物を提供した疑いがもたれていた元エンゼルス広報部長のエリック・ケイ被告(45)に17日(日本時間18日)、有罪判決が下った。最終判決は6月28日で、最低でも懲役20年は免れないという。

 スカッグスの死因を巡っては、これまでの捜査でオキシコドン、フェンタニル、アルコールが検出されており、薬物とアルコールを摂取後に吐しゃ物を喉に詰まらせたことが原因とされていた。裁判では、オピオイド系合成麻薬のフェンタニルの過剰摂取が死因となった証拠が提出され、死につながった錠剤を提供したのがケイ被告であることが立証された。

 エンゼルスは判決を受けて「この悲劇を取り巻くひどい心痛に、特にスカッグス家の心痛に悲しみを感じています。影響を受けたご家族や個人の皆様の心中をお察しします。選手らの証言は我々の組織にとっても非常につらく、薬物使用や依存症が多くの場合隠されてしまうことを改めて痛感しました。タイラーの死後、我々はこの悲劇に至った経緯をしっかり理解することにフォーカスしてきました。オピオイドを使用する選手らが助けを得られるよう、MLBや選手会が薬物規制を更新したことを我々は感謝しています」との声明を出した。