最後まで体操愛を貫く――。体操女子で五輪2大会出場の寺本明日香(26=ミキハウス)が26日、4月の全日本選手権を最後に現役を引退すると発表。所属先を通じ「この大会が緊張を味わえる現役最後の試合になります。全日本はどれだけ出場しても慣れなくて緊張して、出場のたびに嬉しさや悔しさ、色んな感情を味わい、自分の成長につながった大切な大会でした。そんな毎年のたくさんの思い出の残る大会を私の最後の試合にしようと決めました」とコメントした。
寺本は高校1年で日本代表に初選出されると、2016年リオデジャネイロ五輪では団体総合で4位入賞、個人総合8位入賞を果たした。21年東京五輪に向けては、20年2月に左アキレス腱を断裂しながらも「死ぬ気で東京五輪は出たいって思っている」と必死にリハビリに取り組んだ。結果的に代表入りは逃したが「本当に10年間よくやったなぁって思います。何か悔しいとかじゃない、違うんですよ。約10年間トップでいたから、いろんな思いがあったし、いろんなことがあった。ここまで引っ張ってこられて本当に幸せだったなって思いました」と全てを出し切った。
複数の関係者によると昨年末の段階で、全日本選手権を最後の舞台にするとの考えを持っていた。ある関係者は「4月に向けて練習に励んでいますよ」と明かすなど、体操への情熱は不変。実際に、引退発表直後に自身のインスタグラムで「これまでの体操人生の全ての想いを込めて、演技で恩返ししたいと思っています。自分の体と心にある最後の力を振り絞って、精一杯の演技を最後までやり遂げます。応援よろしくお願いします」と決意を述べている。
長年にわたり、女子体操界を引っ張ってきた寺本。最後の全日本選手権では、どんな演技を見せるのか。












