お父さん世代の共感を呼びそうだ。日本ハムのドラフト5位ルーキー・畔柳亨丞投手(18=中京大中京高)が〝昭和レトロ〟で気分転換を図り、1年目からのブレークに意欲を燃やしている。

 最速152キロを誇り、昨春の選抜大会ではチームのベスト4進出に貢献した。来月1日から始まる春季キャンプは二軍スタートながら、潜在能力の高さから早期一軍での活躍が期待されている。千葉・鎌ケ谷のファーム施設で新人合同自主トレが始まってからも、同じ〝クロヤナギ〟つながりから「徹子の部屋」(テレビ朝日系)への将来的な出演を熱望したり、新庄監督の背番号1の継承に意欲を見せるなど話題にも事欠かない。

 そんな注目の逸材が「自分の気持ちを高めるため」に取り入れているのが昭和のアニメや音楽だという。中でも1980年代に人気だったアニメ「魁!!男塾」をきっかけに、その主題歌を歌っていた哀川翔、柳葉敏郎らを擁したユニット「一世風靡セピア」の楽曲を今も愛してやまないのだそうだ。

「ランニングやトレーニングの時に気分転換で聞いています。古い曲が好きで(笑い)。現代の曲も好きなんですけど、そっちの方を聞いていることが多い。男を磨くというか厳しくというか。男塾や一世風靡セピアの曲を聴いていると『やってやろう』みたいな気持ちになりますから」

 令和の時代に昭和世代の文化で自らを発奮させる平成生まれの畔柳。50歳のお父さんが好きだったことから自身も嗜好を受け継いだそうで「厳しい世界に入った以上、そういった気持ちを持っていたい」と今後も昭和スピリットを発奮材料にしていく考え。一軍昇格時に球場内で流れる登場曲として使用するかについては「さすがに恥ずかしい」と苦笑いを浮かべるが「機会があればやってみたい」とも言う。このまま順調に成長すれば、北の大地で男気あふれる音楽が球場内を包む日は近いかもしれない。