天皇杯決勝が19日に国立で行われ、劇的V弾で浦和を3大会ぶり8度目の優勝へと導いたDF槙野智章(34)が来季の去就に言及した。

 浦和は後半45分にまさかの失点を喫して同点に追いつかれたが、アディショナルタイムに途中出場の槙野が渾身ヘッドを決めて劇的な優勝を飾った。

 奇跡のヒーローとなった槙野は試合後に「僕の携帯が鳴りやまない。全員が〝持っているな〟と。たしかに、運を引き寄せる力はもしかしたら他人よりあるのかもしれない」と勝負運の強さを自画自賛しつつも「日頃から練習を100%やる。練習が終わった後に誰よりもシュート練習をして、子供のころからずっと思い続けているゴールを取りたいという思いを、この歳になっても追い続けることをひたすらやってきた成果だと思う」と陰で積み重ねてきた努力のたまものだと強調した。

 ゴールの瞬間は喜びを爆発させ、ユニホームを脱いで半裸姿でサポーターのもとへ「ルヴァンカップの川崎戦でゴールを決めて脱げなかったので、ちゃんと脱げてよかった。僕のユニホームと背番号を忘れてほしくなかったという思いがあったので、サポーターのみなさんに5番・槙野というのを掲げさせてもらった。自分でも興奮状態だったので、イエローカードは覚悟の中でやった」と振り返った。

 すでに今季限りでの浦和退団が決まっている。気になる来季に向けて「来年35歳になる。来季違うチームには行くが、最後の最後まで泥くさく、どのチーム、どのカテゴリーに行っても、やるべきことはピッチで輝く姿、泥くさい姿をファンやサポーターに見せることが使命だと思っている。そのゴールが日本サッカーを盛り上げることにつながる。ピッチで走り回る姿を来季も見せられればいい」と力強く語った。

 Jリーグの顔とも言える槙野が来季どこでプレーするのか大きな注目が集まる。