来季の去就が白紙だった阪神のマット・マートン外野手(34)が球団の戦力構想から外れ、今季限りで解雇されることが決定的となった。来日6年目の今季は推定4億5000万円の高年俸ながら慢性的な不振に拙守、審判への悪態続き…。大物OB・金本知憲氏(47)への新監督招聘の“障害”とならないよう、球団が決断した格好だ。
「金本新監督」の誕生を急ぐ阪神だが、ひと足早くマートンの去就が判明した。来季の戦力構想から外れ、このまま今季限りでの解雇が決定的。ある球団幹部が「まだ最終ではないが、来年の契約はもうないと見ていい。年俸も高すぎるところまで来た」と明かした。
M砲は来日1年目の2010年に当時、日本新記録となるシーズン最多の214安打をマークするなど過去3度の最多安打を記録。昨年は首位打者を獲得した優良助っ人だったが、今季は慢性的な不振でここまで打率2割7分6厘、59打点、9本塁打と低迷。毎年恒例の審判への「イライラ病」もエスカレートするなど性格面の問題も「更生」できないまま、V逸の“A級戦犯”となった。
球団サイドがM砲の代理人と協議する前に早々と解雇方針を決めたことには“理由”がある。フロント関係者は「もともと、マートンは(来日)5年目を終えた昨年でお役御免となる動きがあった。退任した和田監督も今季中はマートンと心中する覚悟を決めていたが、実は昨年、マートンの退団を望んでいた一人でもあるんです。結局、今年が球団創設80周年で勝たないといけない年であることと、首位打者を取ったことで残ることになっただけ。だから和田監督が責任を取らされて退任した以上、マートンが残留するわけにはいかないというのがある」と明かした。
また、チーム内には「金本さんを新監督に呼ぶ以上、マートンは残せない。(金本氏の)評価も高くはない」との見方もあり、監督要請受諾に向けて“障害”にならないためにも退団させるしかない事情もある。後任の助っ人候補は、9月23日に死去した中村GMが生前、渡米して本塁打量産タイプをリストアップ。すでに金本氏と次期監督交渉を開始した球団もその旨を通達していると見られる。
退団となると今オフはパ球団などが獲得に動くこともありそうなマートンだが、虎のユニホームはこのまま見納めになりそうだ。
おすすめの求人情報












