東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)、水谷隼(32=木下グループ)組が〝巧妙な駆け引き〟を披露した。

 日本卓球界初の五輪金メダルの快挙を達成した「みまじゅん」は「2021 毎日スポーツ人賞」のグランプリを受賞。9日に都内で行われた表彰式にビデオメッセージを寄せた伊藤は「水谷選手とは静岡県出身で同じクラブ、本当にびっくりするほど嬉しいです」と喜びのコメントを寄せた上で「水谷選手テレビ等でこれからも頑張ってください。私自身は卓球で頑張ります」と先制攻撃した。

 すると、表彰式に出席した水谷は「今日は1人で心細いが、なぜかプレッシャーを感じずにリラックスできている」と笑いを誘い「やっぱり僕がテレビで活躍すること、テレビ局や新聞社を通して活躍することが何より卓球界の普及やスポーツ界の発展につながると思うので、全力でやらせていただいています。これからもどんどんオファーをいただけたらやらせていただきますので」と鋭い切り返しを見せた。

 伊藤の印象については「怖いです。怖いんですよ、本当に」と苦笑いを浮かべ「五輪前、一緒に合宿をしていて、会って必ず言われたのは『練習しっかりやっているの?大丈夫?』みたいなことばっかだった。でも僕は『いつもしっかり練習しているから五輪では僕のことを信じてくれたらいいから』って言っていました」と告白。意外な関係性を明かし「いつも怒られている」とオチまでしっかりつけた。

 年齢が10個以上離れているとはいえ、仲の良さが垣間見えた「みまじゅん」。金メダルの要因はこの信頼関係にあるのかもしれない。