巨人の新助っ人、ホアン・フランシスコ(27=前レイズ)が2日の阪神戦(東京ドーム)からいよいよ一軍に昇格する。来日早々、独特な風貌や行動で異彩を放つメジャー通算48発男は、実際のところ日本で活躍できるのか。多くの大打者を育て上げた内田二軍打撃コーチに聞いた。

 阿部や坂本ら主力を故障で欠くチームにあって、4月30日の中日戦(東京ドーム)から大田が一軍昇格し、いきなり4番に座って猛打賞の活躍。単独首位に立ち、2日からは本拠地で阪神を迎え撃つ。

その2連戦初戦から新外国人のフランシスコが昇格する。

 ガムの代わりにテーピングをかむなど早くも不可解な行動を見せつつも、3試合出場したイースタン・リーグ戦では1本塁打を含む8打数3安打4打点。強打者の片鱗を見せつけたが、一軍と二軍とではレベルがまったく違う。短期間ながら二軍での打棒を見届けた“名伯楽”内田コーチは「これだけのパフォーマンスができれば楽しみ。絶対に一軍の戦力。大田のようにチームの起爆剤になると思う。東京ドームだったらバンバン看板に直撃させて、賞金もいっぱいもらえて本人も喜ぶんじゃないか」と太鼓判を押した。

 188センチ、111キロの巨漢でポッコリと前に突き出したメタボ腹が印象的なフランシスコ。しかし、確かな技術の持ち主であることは間違いなく「あの体形の割にはハンドリングが柔らかい。ヒジの入り方がうまく、ボールを自分の方に近づけてインサイドアウトにバットが出ている」と分析する。

 それでも左の大砲には気になるデータもある。左投手を大の苦手とし、打率も長打率も1割台と散々な数字だ。西武との二軍戦で左腕・佐藤から一発を放ったが、相手は一軍での登板経験のない高卒3年目だった。それでも同コーチは「日本の場合は150キロ以上の球を投げる左投手はそうはいない。(本塁打を打った時は)チェンジアップが甘く入ったが、失投を逃さずに打てることが大きい」と不安を打ち消した。

「いつ呼ばれてもいい準備ができた。一日も早く一軍でプレーしたい」と腕をぶしていた新助っ人。原監督が最も期待する打点、そして内田コーチの予言通りにアーチを量産できるか。