最終戦に敗れポストシーズン(PS)出場を逃した「500億円」軍団メッツのデビッド・スターンズ編成本部長(40)が30日、惨敗の責任を負った。

 メッツはオーナーのコーエン氏の潤沢な資金力で昨オフ、ヤンキースをFAとなったフアン・ソト外野手を15年7億6500万ドル(約1147億円=契約時)で獲得。今季の選手年俸3億4000万ドル(約500億円)の巨大戦力を擁しながらPS進出を逃した。

 メンドーサ監督とともにファンの猛バッシングを受けたスターンズ氏は29日(日本時間30日)、地元「ニューヨークポスト」紙などの取材に応じた。

「デビッド・スターンズがメッツの失敗の責任を認めながら非難するもの」との記事の中でスターンズ氏は「私はチームの設計者だ。責任は私が負っている」と全てを背負った。 

 ブルワーズを強豪に育てた同氏は今年が5年契約の2年目だった。メッツのチーム防御率はリーグ18位の4・03。アロンソ、ソト、リンドーアの3選手が30本塁打以上を放ったが、投手陣の崩壊は止まらなかった。

 6月13日以降、38勝55敗という結果にスターンズ氏は、「我々は非常に優秀な投手を育成できていると信じています。オフシーズン中も、この取り組みは継続し、引き続き重点的に取り組んでいくつもりです」と巻き返しを誓った。

 トレード期限までの補強ではセドリック・マリンズ、ライアン・ヘルズリー、グレゴリー・ソトを獲得したものの、いずれも期待外れに終わった。活躍したのはタイラー・ロジャース1人だけだった。スターンズ氏は「うまくいかなかった」と認めた。 

「このロースターの責任は私が負います。ここに来て2年になります。ロースターを作り上げ、融合させるには十分な時間です。ここにいる選手たちの責任も負います。選手を育成し続ければ、当然ながら構成も変わっていくでしょう」と今季の反省を生かすとした。

 メッツの惨敗についてオーナーのコーエン氏もXでファンに謝罪する事態となっていた。