ドジャースが4年連続で地区優勝を果たし、30日(日本時間10月1日)からワイルドカードシリーズに臨む。

 27日(同28日)に行われた敵地シアトルでのマリナーズ戦で、デーブ・ロバーツ監督(53)は大谷翔平投手(31)と話し合った上で休養を目的に欠場させた。シーズンは28日(同29日)の1試合だけとなり、56本塁打でナ・リーグトップを走るシュワバー(フィリーズ)との本塁打王争いは2本差のまま極めて厳しい状況となった。

 個人成績よりもポストシーズンに万全で臨む態勢を整えた格好だが、特に9月はロバーツ監督への風当たりの強さはすさまじかった。リードした展開でも救援陣が試合をひっくり返され、中でも今月だけで5敗を喫したトライネンや2敗のスコットを起用し続けた〝迷采配〟がやり玉に挙げられてきた。

 ワールドシリーズを制した直後の昨オフはスネルをはじめ、またしても大補強を敢行したが、地区Vを決めたのは159試合目。開幕前には「シーズン120勝」との予想まで立てられたものの、現実はこの日終了時点で92勝69敗となった。

 中継ぎ陣の崩壊で勝てる試合をいくつも落としてきたことは事実。ロバーツ監督は米メディアやファンからも袋だたきにされたが、レッズでかつてGMも務めたジム・ボーデン氏は指揮官を全力で擁護した。26日(同27日)に公開されたユーチューブ「ベースボール・ニュース・トゥデー」に出演した同氏は「先発ローテーションの負傷者を、シーズンの大半で不安定だったブルペンで乗り切らせた。デーブ・ロバーツ監督にとって今年最高の采配の一つだったと思う」と絶賛した。

 開幕ローテから一度も離脱しなかったのは山本ただ一人。スネルやグラスノー、佐々木らは軒並み負傷者リスト入りした。ロバーツ監督は先発陣が空けたイニングをブルペン陣を総動員させる形でしのいできた。そのしわ寄せがシーズン終盤に来たとも言われるが、結果的に地区優勝にこぎつけたことも事実だといえる。

 また、同氏はすでに10度セーブに失敗したスコットを引き合いに「先発陣が毎晩9イニング投げることはできない。ステップアップしてくれる選手を必要としている。彼らが必要だ」と強調。今後のポストシーズンで救援陣の不調が懸案であることに変わりはないが、ロバーツ監督の采配がなければV4もなかったのかもしれない。