ドジャースの大谷翔平投手(31)は4日(日本時間5日)に本拠地ロサンゼルスでのカージナルス戦で不発に終わり、38本塁打のまま。これで8戦連続ノーアーチとなった。一方、ライバルのフィリーズのシュワバーが39、40号を連発し、トップの座を明け渡した。2本差をつけられるのはシュワバー16本、大谷14本の5月14日(同15日)以来だ。

 キング争いと同様、ナ・リーグのMVP争いも混戦模様だ。大谷の38本塁打、73打点に対してシュワバーは40本塁打、94打点で2冠トップに立っている。フィリーズの地元NBCスポーツフィラデルフィアは5日(同6日)に「カイル・シュワバーは大活躍でMVP候補に」と報じた。

 大谷については「開幕前から自身4度目となるナ・リーグMVPの最有力候補と目され、6月末まで本塁打、OPS、長打でナ・リーグをリードし、MVP争いを優位に進めてきた」と解説した上で、シュワバーを猛プッシュした。

「シュワバーはつい先週まで大谷とカブスのクローアームストロング(PCA)に大きく差をつけられ、ランキング3位だった。1か月前には彼のオッズさえ掲載されていないブックメーカーもあった。毎年恒例の6月の好調は例年より遅く始まったが、その勢いは止まらずMVP争いの流れを大きく変えることになった」

 直近30試合でシュワバーが15本塁打、37打点、OPS1・141と爆発しているのに対して、大谷は9本塁打、19打点、OPS0・792と低迷。同電子版は「MVPレースで大谷の圧倒的なリードは崩れた」と指摘した。オンラインカジノのFanDuelでは大谷はマイナス400でトップだが、シュワバーは+300で2位、PCAは+1200で3位だ。最大差は大谷のマイナス3500に対してシュワバーの+550だったが、一気に縮まった。

 同電子版は「確かに大谷は投球能力で価値を高めている。しかし、打撃成績だけ見ればほぼ互角だ」と逆転に期待をかける。残り試合はドジャース49試合で、フィリーズ50試合。最後まで激しい争いになりそうだ。