ドジャース・大谷翔平投手(31)が11日(日本時間12日)、敵地オラクル・パークでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席に右翼席場外にある海に特大の32号を打ち込み、自身初の「スプラッシュ・ヒット」を成し遂げた。

 打った瞬間だった。1点ビハインドの3回一死三塁で迎えた第2打席。相手先発右腕・ウェブが投じた初球のカットボールを完璧に捉えた。内角に食い込んできた1球を豪快に振り抜くと、打球はすさまじい勢いですっ飛んでいった。打球角度30度で飛び出した弾丸は右翼スタンドを軽々と飛び越えて、410フィート(約125メートル)のアーチを描いて海の中に着水した。

 海上でカヌーに乗ってホームランボールを待っていたファンは大慌て。素早く海の中に飛び込んだ男性ファンは誇らしげにボールを掲げて喜びを爆発させた一方、その近くでカヌーに乗っていた別のファンはバランスを崩して転覆…。昨季はスタンドに飛び込んだ大谷の記念ボールの所有権を巡って訴訟沙汰にまで発展したが、今回は初めて海中での争奪戦となった。

「スプラッシュ・ヒット」を達成したのは日本選手初。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では実況を務めたジョー・デービス氏が「壮観な一撃だ!」と絶叫し、敵地ながらスタンドも大きな盛り上がりとなった。