【取材の裏側・現場ノート】「ベテラン」と言われる年齢になっても〝キンクミ〟こと女子ゴルフの金田久美子(35=スタンレー電気)が、レギュラーツアーで奮闘を続けている。
2007~09年にゴルフ担当を経験した記者は弊社内の配置転換で今年から国内女子ツアーの会場に足を運ぶ機会が増えた。当然のことながら、若手の台頭著しい女子ゴルフ界にあって、活躍選手の顔ぶれは当時とは全く異なる。
その中で、時を経て今季もレギュラーツアーに参戦している金田は、以前の担当時から知る数少ない選手の一人。かつて、とある試合の取材へ行ったときのこと、ショートパンツを腰ばき気味にしてへそピアスを輝かせてスイングしていた姿に、日本女子プロゴルフ協会幹部が苦言を呈していたのも懐かしい記憶だ。
今季もツアープロとして活動を続ける彼女は、自身のインスタグラムやユーチューブチャンネルで積極的に情報を発信し続けている。正面からのゴルフに偏り過ぎないファッション性などを取り入れた投稿をしていく裏には、ゴルフをより多くの人に知ってもらいたい競技振興への思いがあった。
金田は「(SNSの)DMとかでも『ゴルフを知らないけど、金田さんを知ってゴルフを始めました』というメッセージが結構あって、それが一番うれしい。ゴルフを好きな人ではなく、全く知らない人が興味を持ってくれるというのは、ちょっとでも(ゴルフの振興に)貢献できている気がするので」と説明してくれた。
本業でも22年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」では、ツアー史上最長ブランクとなる11年189日ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。先週の国内ツアー「資生堂・JALレディス」では初日(3日)にパー4イーグルを達成するなど1打差3位と好発進。最終的には38位だったが、ゴルフへのモチベーションは高い。
今後も〝ギャルファー〟ならではの情報発信に注目するとともに、近いうちの3勝目を期待したい。(運動部・森下久)













