先週末に開幕した米大学野球サマーリーグの最高峰として知られるケープコッド・ベースボール・リーグ(CCBL)のオリーンズでプレーする武元一輝投手(21)が18日(日本時間19日)にレッドソックスの本拠地ボストンのフェンウェイ・パークで毎年恒例の「フェンウェイ・デー」に参加し、メジャー球団のスカウトの前でフリー打撃などを行った。

 左打席から右翼のブルペンに一発を放り込んだ武元は今春、ハワイ大で投打の二刀流としてプレーしたが、この日でいったん、スイングは見納めになりそうだ。翌月行われるMLBドラフトでの指名を待つ右腕は「自分で決めました。ピッチャーで一流になりたいので」と投手一本に絞ることを明言。最速95・7マイル(約154キロ)の右腕には少なくともメジャー25球団が獲得に興味を示している。

 智辯和歌山高校時代、夏の甲子園に2度、控え投手として出場。渡米してからはトレーニングを積み、「フィジカルが強くなり、球速も上がった」と自信をのぞかせる。

 オリオールズの菅野智之投手(35)がオフにハワイ大で自主トレを行っているという縁もあり、「今まで投げていてしっくりこなかった」という「スプリットの握りとか感覚を菅野さんから教えていただいた」ことで空振りを奪える武器に加えた。

 また、西海岸遠征で「ダルビッシュさんからスイーパーを、山本(由伸)さんにはカーブのことを聞く機会があったり、すごく恵まれています」。超一流投手たちからのアドバイスはもらった。それでも「自分に合うかどうか」をしっかりと見ていく考えで、「何年もかけて勉強していきながら吸収していきたい」と前だけを見ている。