MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは26日(日本時間27日)に米FOXスポーツの番組「ザ・ハード・ウィズ・コリン・カウハード」にゲスト出演し、ドジャースの大谷翔平投手(30)の影響力の大きさについて語った。

 司会のカウハード氏は、近年のMLB人気の上昇に触れた上で、「大谷がエンゼルスからドジャースへ移籍したことで、グローバルマーケティングや視聴率にどれほどの影響を与えたか。驚いたか?」と質問。

 マンフレッド氏は「正直、驚いた」と認め、「彼はもともと素晴らしい選手だったが、ドジャース移籍によってその影響力が一気に拡大した。昨年の彼の活躍ももちろん大きな要因だが、ドジャースの優勝もその勢いをさらに加速させた。開幕戦のために日本を訪れたが、現地での関心と熱狂は信じられないほどだった」と語った。その影響力は底知れない。

 日本開幕シリーズのグッズ売り上げは4000万ドル(約60億円)で、スポンサー23社で総収益は昨年の韓国シリーズの240%増だった。

 このところ、資金力を誇るドジャースが後払い契約でスター選手を集めていることで「競争の不均衡」「悪の帝国」とも非難されている。この点についてマンフレッド氏は「各チームが自らの財政状況に応じて、最善のチームをつくることが重要」と前置きした上で、「長く同じチームにいることでファンの愛着が深まるメリットもあるが、オフシーズンの移籍やFA市場は、ファンの期待を高め、新たな市場を生み出す可能性がある」と、中立的な立場を示した。

 MLBのグローバル展開の中心は大谷。投打二刀流に復帰する今季はさらに人気は拡大しそうだ。