カブス・鈴木誠也外野手(30)が15日、東京ドームで行われた阪神とのMLB開幕プレシーズンゲームに「2番・DH」で先発出場。3打数1安打、1四球をマークした。
スタンドの360度から沸き上がった大声援と拍手が鈴木の凱旋を祝福した。初回と4回に迎えた第1、2打席は中飛に倒れたが、いずれも打ち損じではなく乾いた打球音を響かせた。そして7回の3打席目は、相手2番手・工藤が投じた153キロ直球にバットを折られながらも左前へ運んで「H」ランプを点灯させた。
東京・荒川区出身の鈴木にとって、東京ドームは少年時代にプロ野球の観戦に訪れた思い出深い地。当時、憧れだったプロ野球選手となり、今や世界トップのMLBでプレーをする憧れの対象となった。
試合後の鈴木は「打席に入る前の大声援はすごくうれしかった。今日一日すごく楽しかったです」と笑顔。自身の打席については「1、2打席目はいい感じで捉えたけどヒットにならず、バットが折れた当たりがヒットという不思議な…。これが野球なのかなと思いましたけど、内容的にもすごくよかった」と振り返った。
MLBとは異なり、NPBではトランペットを使った応援が主流。中でも阪神は熱狂的として知られている。カブスのナインには当然、〝免疫〟も少ない。鈴木は日本の応援方法との違いについて仲間たちには「伝えてなかった」そうだが「みんな好きだったみたいで『すごくよかった』と言ってくれてうれしかったし、久々に阪神の応援を聞いて鳥肌が立った」という。
広島から海を渡って今季で4年目。「少しでも印象に残るプレーをしたい。アメリカのカブスのユニホームを着て東京ドームでプレーしているというのは、特別な気持ちがあったのは間違いないですし、すごい思い出になりました。今日はいい結果ではなかったですけど、まだ何試合かあるので結果を残せたらいいなと思います」。この日のチームは完敗したものの、16日の巨人戦を経て18日にドジャースとの開幕戦に臨む。












