ソフトバンクは7日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に3―2で逆転勝ちした。

 ロッテは開幕3連戦で激突する相手。加えて、この日の相手先発は開幕戦で対峙する小島和哉投手(28)と、28日のシーズン開幕を想定しての一戦だった。

 ホークスは2番から柳田悠岐外野手(36)、近藤健介外野手(31)、山川穂高内野手(33)、栗原陵矢内野手(28)を並べ、現時点の一軍帯同メンバーでの開幕想定オーダーを組んだ。小久保裕紀監督(53)は「(競っている選手は)ここで打てばチャンスが広がる」と若手にはハッパをかけ、試合に臨んだ。

 しかし、打線は左腕の前に沈黙。初回には3者連続三振を奪われた。放った安打は山川の左前打1本のみ。5回まで無得点に抑え込まれ、開幕へ向けて一見不安の残る結果に見えた。

 それでも、試合後取材に応じた指揮官の表情は曇っていなかった。小島について問われると「(投球が)よかったね、さすが開幕投手。(選手が)スピードガンよりベース盤で強さを感じていたようだった」と語り、自軍の打線については「まだ出だしの選手がほとんどだし、球を見られて良かった」と悲観することなく前向きに振り返った。

 S組として独自調整を進めてきた柳田、近藤といった主力組が実戦に出始めたのは4日のヤクルト戦から。実戦は3試合目と試合に慣れていく段階だ。一軍の座を争う若手とは異なり、照準をシーズンに合わせる主力にとっては左腕の球筋を見たことが収穫でもあった。

 6日のソフトバンク本社での取材対応では「開幕で当たるカードで、向こうがそのまま開幕投手がくる。有意義な時間にしたい」と語っていた指揮官。この対戦を活用しながら、28日の開幕戦に臨む。