名門球団のヤンキースが開幕前から低評価を受けている。昨年はワールドシリーズまで進出したものの、ドジャースに1勝4敗で完敗。2009年以来となる悲願達成はお預けとなった。

 米メディアから相次いで今季の苦戦を予想される最大の要因は、フアン・ソト外野手(26)の流出。FAとなった若き強打者の残留に向けて激しいマネーゲームを繰り広げたが、最終的にはメッツに15年総額7億6500万ドル(約1147億円)という史上最大の契約でさらわれた。

 球団フロントはベリンジャーやゴールドシュミットの獲得で攻撃陣のテコ入れを図ったが、打線の核となるのはあくまでもアーロン・ジャッジ外野手(32)。大砲のスタントンは両ヒジの治療のため、シーズン開幕は絶望となっている。

 こうした状況を踏まえてMLB公式サイトの記者、ウィル・リーチ氏は5日(日本時間6日)に「ヤンキースはポストシーズンを逃すだろう」と大胆予想した。まずは同じア・リーグ東地区のレッドソックスやオリオールズ、ブルージェイズ、レイズの補強や育成が順調であることを指摘。その上で「ソトを失ったヤンキースは積極的に選手の補強に成功したが、このチームにはまだ多くの疑問がある。ジャッジは多くの重労働をしなければならなさそうだ」と〝ジャッジ依存〟こそがネックだと唱えた。

「この球団には常に疑問がつきまとう。ジャッジに何か起きたら? 彼は過去にケガの問題に対処してきた選手であり、年をとる。もしヤンキースがジャッジを失うようなことになれば…。彼らは破滅してしまうのではないか」「一人の選手に多くのことがかかっている。彼がいなければ没落は劇的なものになるだろう」

 ジャッジは4月26日で33歳を迎える。昨季もMVPに輝いたようにハイレベルな結果をコンスタントに残してきたが、いつアクシデントが起きるかは誰にも分からない。同氏はチームが82勝80敗だった2023年シーズンで、ジャッジ不在の試合で25勝31敗だったことも記した。

 こうした暗い見通しに、米メディア「アスロンスポーツ」は「ニューヨークには残酷でショッキングな予想」と伝えたが、果たして――。