【アリゾナ州グレンデール13日(日本時間14日)発】ドジャースの山本由伸投手(25)はマリナーズとのオープン戦に先発登板し、4回2/3を8安打4失点、7三振1四球、1暴投で負け投手になった。
完璧な立ち上がりだった。先頭クロフォードを外角低めで見逃し三振を奪うと、続くロドリゲスはカーブで空振り三振、3番ポランコはスプリットでバットに空を切らせた。2回は6番フランスを四球で歩かせるも無得点。3回はクロフォードにこの日の初安打となる左前打を打たれるも7球で終えた。ここまで文句なしだ。
しかし、4回に崩れた。先頭ポランコから4連打で2点を失った。ガーバー、ハニガー、フランスはいずれもファーストストライクの直球を狙われた。ここでマウンドを訪れたプライアー投手コーチと言葉を交わして一呼吸置くと後続を抑えた。
「ちょっとボールも甘いところに行ったのをしっかり捉えられてしまったので、しっかり来週はもっともっとボールを操ってコントロールしていけたら、いいピッチングできると思います」
落ち着いたかに思われたが…。5回もクロフォードに初球の94マイル(約151キロ)の直球を左前に運ばれ、続くロドリゲスは5球目が初のピッチクロック違反になった影響か95マイル(約153キロ)直球を右前にはじき返された。3番ポランコの2球目が暴投となり、無死二、三塁。ポランコは空振り三振に仕留めたものの、4番ガーバーに初球の変化球を左翼線に運ばれる2点適時二塁打。5番ハニガーを遊ゴロに打ち取ったところで交代となった。
「来週の公式戦に向けて、そこを意識してしっかり登板しました。で、4回、5回は連打で失点はしましたけど、球数もしっかり投げれたので、試合での感覚もだいぶ出てきましたし、また来週に向けて頑張ります」。セットポジションに課題が残ったが、手応えを感じたようだ。
ロバーツ監督は「とても生産的な春だったと思う。今日も最初の2イニングは非の打ちどころがなかった。3、4回は、変化球を継続的に狙い通りに投げることができなくて、カウントで後れを取ったりし、それを相手がうまく利用して外角に入った速球を捉えていたが、それでも内容は良いと思った。シーズン最初の登板に向け、良い状態にあると思う」と評価した。
メジャー1年目のキャンプを終えた山本は「練習はやっぱりすごく濃い練習ができましたし、そこはすごく良かったなと。オープン戦の成績はそこまで良くはなかったですけど、オープン戦なので落ち着いてやっていけたら。このキャンプの1か月がシーズンにいい方向に行くように、引き続き頑張りたいです」と前を向いた。
メジャー初登板は21日に韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕シリーズ2戦目。圧倒的な投球に期待だ。










