東日本大震災から13年となる11日に先だって、10日の中日戦(マツダ)の試合前には、同震災で犠牲になった方々へ黙とうが行われた。

 ベンチ前に両軍が整列したなか、新井貴浩監督(47)は「震災から13年、年月はたっていますけど、実際に被災された方々というのは今も苦しみや悲しみは消えることはないので。自分たちは毎日、野球ができることに感謝しながら、日々、大切に過ごしていきたい」と改めて、今後のさらなる復興に思いをはせた。

 当時は現役中で阪神タイガースの主力として活躍していただけなく、労組プロ選手会の会長でもあった指揮官。当時もオープン戦たけなわの時期も、〝新井選手〟は、プロ野球再開にむけた関係省庁と事務折衝や会議等をこなしつつ、開幕にむけた本業の調整を強いられていた。

 当時の札幌ドームでのオープン戦では2打席立った後、試合終了を待たずに、空路で都内での会議に出席するほどの超・多忙のスケジュール。そんななか「自分の名前がコールされたときに札幌ドームのお客さんが『新井~頑張れ~』ってすごい拍手してくれて」と、ファンの後押しが、二足のわらじで奮闘していた当時の励みになっていたことを明かしていた。